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 2024年1月7日(日)、大野剣友会の初稽古が行われました。年初の能登半島地震で犠牲になった方々への黙想で始まった稽古は、形を打った後に毎年恒例の剣道具着け競争、基本稽古から応用、かかり稽古、そして地稽古へと続きました。気迫のこもった声は稽古場に響き渡り、その熱気は寒さを吹き飛ばしました。ちなみに剣道具着け競争の優勝はキャプテンのH坂U真選手。垂から面まで2分少々で完璧に身に着け、ぶっちぎりで初優勝を果たしたキャプテンには稽古場全体から大きな拍手が送られました(画像は剣道具着け競争後に先生方から着装の講義を受ける参加選手たち)。

 自由稽古の後に見﨑会長から伝えられたのはレベルアップした大野剣の今後についてでした。「昨年は多くの先生方が昇段を果たされ、今大野剣は近年になく指導体制が充実しています。今後も先生方から積極的に剣道を吸収して、さらに上を目指しましょう」

 小手組さんたちの面組昇格もあと数週間。その後には幼稚園児を含む新たな剣士たちが続きます。ますます盛り上がる大野剣友会。飛躍の年といたしましょう。




 2023年12月24日、本年最後の稽古が行われました。この1年の大野剣を象徴するように、熱気にあふれた稽古でした。大野剣友会の2023年はまさに、熱気にあふれた変化の年でした。この変化は、主に3つの形で現れました。

 1つ目は、会長が島田稔先生から見﨑一彦先生に変わったことです。圧倒的な実力とカリスマ性で大野剣友会を長く牽引された島田先生が会長を引退。後を引き継いだ見崎会長は会長就任時に「大野剣の中心は子ども」「みなさんのお力を借りたい」と宣言しました。

この宣言によって大野剣は、島田会長時代とは違う形で一つにまとまり、さらなる変化へと向かいました。

 変化の2つ目、それは子ども会員が増えたことです。小手組を含めると、人数がおよそ2倍になりました。見崎会長の「子どもが中心」という方針に合わせ、一般会員の多くの先生方が指導に協力してくださったことも、子どもが増えた一因だと思います。

 3つ目の変化は、新たな昇段者の誕生です。六段2人、五段2人。その他にも多くの方が昇級・昇段を成し遂げました。「大野剣のためにも」という思いが昇級・昇段への後押しをしていたのではないかと思います。

 大きな変化の年であった2023年。この勢いと熱気を引き継いで、来年も、もっともっと良い剣友会に。大野剣の皆様、来年もがんばりましょう!



 初めて大野剣に来たのはお兄ちゃんの付き添いとしてだった。大野剣の誰かに「一緒に剣道やらないの?」と尋ねられても「絶対嫌だ!」と断固拒否していた。でもなぜか、稽古場にはずっと通いつづけていた。そして気が付くと自分も竹刀を握っていた。(写真は小手組時代のU真キャプテン)。小手組を経て面組へ進んだ。1級まで取ったお兄ちゃんが剣道を離れても、自分は稽古を続けた。

 6年生になってキャプテンを任された。声が小さいと叱られながら、それでもみんなの前で号令をかけ続けた。実力も上げた。でも1級はどうだろうか。

 2023年12月10日、国府台体育館で一級審査に挑戦。約5年間、大野剣で打ち込んできた稽古の集大成だ。

 前に出て打ちぬけた。できる限り声を大きく出した。残心まで気を抜かなかった。やれるだけのことをやった。

 貼りだされた合格者発表の紙に、自分の番号があった。一級合格! ついにお兄ちゃんに追いついた。

 ここから先はお兄ちゃんも未知の領域、初段への道だ。キャプテンとしての日々も残り3か月。もう、迷いはない。

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