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市民大会少年の部

  • 執筆者の写真: yoshidajun9
    yoshidajun9
  • 9月19日
  • 読了時間: 2分

更新日:10月2日


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 9月14日(日)、国府台体育館にて、市民大会少年の部が行われました。今年もたくさんの少年剣士たちがしのぎを削った今大会。大野剣からも多くの剣士が出場しました。

 毎度のことながら、悲喜こもごもの結果でした。自分の目標に届かず悔し涙を流した選手。思った以上の結果を得て自信を深めた選手。初の公式戦で、価値ある緊張感を味わえた子もいました。今回は、主にくやしい思いをした子に向けて、メッセージを送ります。

 稽古は裏切らない。でも実は、稽古の頑張りが試合の結果と直接結びつくわけではありません。例年よりも暑かったこの夏、大野剣の子ども達は頑張って稽古に励みました。勝てた子は、その成果でしょう。でも、努力したのは他の道場の子ども達も同じ。自分よりもたくさん稽古した子に当たってしまって、負けることだってあります。あるいは、いいところまで優勢に進めていたのに、試合の流れで一本を決めきれず、逆にまぐれかもしれない相手の一本が評価されてしまう場合だってある。

 すなわち試合の結果は、運にも左右されます。その運を圧倒するほどの稽古が積めていなかった、という言い方もできますけれど。いずれにせよ、試合に負けることは誰しもある。

 試合に負けてしまった。あんなに努力したのに。そうやって、投げ出してしまいたくなる気持ち、わかります。では、この夏、稽古したことは本当に無駄だったのか。

 そんなことはありません。夏前と今で、実力はどちらが上でしょうか。たしかに試合に負けたけれど、夏前の自分より、上には行けた。強くなった。つまり、夏前の自分に勝った(克った)のです。そこが、剣道で最も大切なところです。

 剣の道はまだまだ続きます。その道を外れて刀を置くのは実に簡単で、いつだってできます。難しいのは続けること。こっちは大変だけど、その分、自分を高められる。だからあと一歩、あと半歩。前に行くために、少し休んだらまた立ち上がろう!

 
 
 

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