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悔し涙は成長のガソリン!

  • 執筆者の写真: yoshidajun9
    yoshidajun9
  • 2023年7月30日
  • 読了時間: 2分

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 2023年7月30日(日)、大野剣の子どもたちが曽谷剣友会の部内大会にゲスト参加しました。高学年の部ではH畑選手が準優勝、特別賞にはH選手が入賞、元気な挨拶では一番だったK多選手、初勝利を挙げたY田選手、大野剣の子どもたちを引っ張ったU真選手。それぞれに持ち味を出しましたが、中でも一番の活躍は低学年の部準優勝のH陽選手でした。

 この準優勝には伏線がありました。それは1か月前の、島田杯でのこと。この島田杯で、H陽選手は実にもったいない戦い方をしていました。ちょこっと手だけで当てて逃げようとする。当っても打ちに抜けずに止まってしまう。打たれるのを怖がっているような戦い方でした。結果も残念なものしか得られませんでした。周りで見ている大人たちも「もっとできるのにな」と思っていましたが、一番納得できなかったのはH陽さん自身だったようです。試合が終わった後、彼女は大野剣でたった一人、悔し涙を流していました。

 あれから1か月が経って迎えた曽谷剣部内大会。そこで見せたH陽選手の戦いぶりは、島田杯とは別人のようでした。自分から積極的に、体ごと、真っすぐ打ちかかっていきました。相手が何をしてもお構いなし、どんどん打ちかかります。打ち抜けられず相手にぶつかったら、すかさず引き面。この引き面は、この1か月で彼女が新たに手に入れた武器でした。そのパターンに相手が慣れてきたら、今度は胴打ちを放ちます。そしてまた面からの引き面に戻る。シンプルな作戦でしが、その作戦をH陽選手は、徹底的に続けました。しかも大きな声で。気迫がみなぎっているのが分かりました。その結果として、彼女は準優勝に輝いたのです。そこにはもう、島田杯の頃の逃げ腰な彼女はいませんでした。 

 悔し涙、ぜんぜんいいと思います。恥ずかしくなんかない。むしろ泣くぐらい、悔しがればいい。その涙は、さらにがんばるためのガソリンですから。

 悔し涙で心を満たしたら、「二度とこんな悔しい想いをするものか。次は必ずやってやるぞ!」と決意して稽古に励みましょう。そうすれば必ず強くなれます。

 それを実践し、準優勝したH陽選手、ほんとうにおめでとう。これに満足してはいけませんよ。まだまだあなたは強くなる。さらに上を目指してください。

 そして大野剣友会の子どもたち! みんな、もっともっと強くなれる! 今日の結果に満足できない、悔しかった子どもたちは、その悔しさを力に変えてがんばりましょう!


 
 
 

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