11月5日(土)に東京で行われました審査会におきまして、鎌田鈴子先生が五段に合格されました。おめでとうございます! パチパチパチパチ!
今回は、鎌田先生のこれまでの歩みをご紹介しますとともに、ご本人が語られた審査のお話をお届けします。
鎌田先生が剣道を始めたのは「やんちゃな」息子たちに礼儀を教えるために自らも竹刀を握ったのがきっかけでした。この時、鎌田先生は38歳。剣道を始めるにはやや遅い年齢にも思えます。しかし鎌田先生は地道に努力を続けられました。ご主人の転勤で大阪に引っ越されたころも、そこからさらに東京に引っ越して大野剣に復帰されたころも、お仕事の忙しい合間を縫って、かつ大野剣で小手組の指導を行いながら、自らの稽古を欠かしませんでした。そんな不断の努力が見事に実を結び、五段合格を達成されたのでした。
ところで、実際の審査はどうだったのか。
ご本人にお尋ねしますと、こんなお答えが返ってきました。
「毎回のことで申し訳ないのですが、必死だったのでよく覚えていません。ただ、前に出ることと人より大きな声を出すことだけを考えていて、それは出来たかなあと思っています」
前に出ること、大きな声を出すこと……教えられる思いです。もちろん剣さばきも評価されての合格だとは思いますが「前に出る」「声を出す」、この二つがいかに大切か。
私含め、これから昇級・昇段を目指す者たちにとって、とても示唆に富むご指摘になっていると思います。最後に、鎌田先生からのメッセージです。
「ありがとうございます。皆様のご指導のおかげです。これからもご指導をよろしくお願い申し上げます!」
あらためまして鎌田先生、五段合格おめでとうございました! これからもこちらこそ、ご指導をよろしくお願い申し上げます!