top of page
検索


会員のみなさまへ。

間もなく大野剣友会の新しい

『見学・体験の方のためのしおり』

が完成します。

このしおりは、チラシやポスターなどをご覧になり、見学や体験をしに訪れた方のためのしおりです。

7枚つづり、最終ページが入会申込書です。

もうすぐ新学期。

見学や体験希望者も多くなると思われます。

その際には、このしおりをぜひ活用してください。



新しい剣友会のチラシが完成しました。

新学期に入ってから大野小学校に配布されます。

この配布に先立ち、若干デザインの異なるポスターを、近隣のお店など数か所に掲示する予定です。

会員の皆様、ご協力をお願いします。




 2016年3月6日、市川市塩浜体育館にて、初段~三段の剣道審査会が行われました。我が市川大野剣友会からは、關(せき)健太郎君(写真下)が初段、見崎拓海さん(写真上)が三段に挑戦しました。結果は、ふたりとも見事合格! おめでとうございます。ここであらためて、お二人の人となりと、市川大野剣友会との関わりを簡単にご紹介します。


見﨑拓海さん

まずは見﨑拓海さん。拓海さんが剣道を始めたのは小学校のときでした。始めたばかりの頃からその才能には目を見張るものがあり、普段は評価の厳しい島田会長さえ「拓海は伸びるぞ」と、その才能を認めていたほどでした。

 しかし、中学校、高校の剣道部で、彼は環境に恵まれませんでした。小学校時代は試合に出てもそれなりに活躍できましたが、少しずつ勝てなくなり、伸び悩みました。それでも試合には勝ちたい。その思いが、小学校の頃の素直でのびしろのあった剣道の型を、さらに崩す結果と鳴りました。結果、三段に挑戦するも失敗。挫折感の中で、高校剣道部の引退を期に剣道から離れ、大野剣友会の稽古にも顔を見せなくなりました。

 そんな拓海さんが大学卒業を半年後に控えた2015年秋、市川大野剣友会に舞い戻ります。2015年秋の市民大会に大野剣友会の代表として、両親と島田会長から半ば強引に駆り出されたのです。断り切れず気後れしつつ市民大会に参加した拓海さん。しかしこの時の大会参加が拓海さんに、ある忘れ物を思い出させることとなりました。かつて目指したにも関わらず獲得を果たせずそのままになっていた「三段獲得」という忘れ物です。

 市民大会終了後、島田会長に「受けるんだろ?」と発破をかけられたこともあり、拓海さんは三段審査挑戦を決意。以来、毎週の稽古に出来うる限り参加するようになりました。少年時代、剣道を習い始めた頃のようにひたむきに稽古に打ち込みました。おそらくこの時、拓海さんは剣道本来の楽しさを思いだし、取り戻して行ったのではないかと思われます。そして今回の三段合格。本人は言います。

「三段を取れたことはもちろん、三段を取ろうと思ったこと、それ以前に剣道に復帰できたこと自体が、大野剣友会に通っていたおかげでした。みなさんに本当にお世話になりました。ありがとうござました」

 ご自宅で審査の結果の報告を待った拓海さんのお母様の見崎まみさんは「審査の結果を待つのにこんなに緊張したのは初めてだった」と、目を潤ませつつ喜んでおられました。

 まもなく拓海さんは大学を卒業し、社会人としての第一歩を踏み出します。剣道三段の誇りを胸に大きく羽ばたいていただきたいと思います。仕事で忙しくなると思いますが、たまには大野剣友会のことを思い出し、稽古に遊びに来てください。ほんとうにおめでとうございました。


 つづいて、關健太朗君です。關君は、小学校から中学校の3年の秋まで、野球をやっていました。まじめに練習に打ち込み、中学校3年の時にはチームのエースとして活躍。でも3年の秋にチームを引退して、彼は思うのです。

「もう野球はやりきった。これからは、本当にやりたかったことをやろう」

 彼が本当にやりたかったこと。それが剣道でした。実は関君は小学校時代、リトルリーグの練習中にグラウンドの横の体育館で行われていた大野剣友会の稽古のことが、ずっと気にしていました。練習の合間に、隙間から体育館での稽古を中をのぞいたこともあったそうです。 

 中3の3学期、關君は晴れて大野剣友会の一員となり、剣道を開始しました。剣道への憧れを、ついに現実のものとしたのでした。

 とはいえ、この時彼が置かれていた立場は。それほど恵まれていたわけではありませんでした。当時、彼が通う昭和学院高校の剣道部は、部員が少なく消滅の危機にさらされていました。關君は考えました。

「消滅になったら稽古場が減る。もっと稽古がしたい」

 そこで彼は、自ら、昭和学院高校剣道部の再建に乗り出します。昭和学院内で剣道経験者を見つけて、1人1人スカウト。さらに自らスカウトした剣道部員の保護者の中から剣道の有段者を見つけ出し、指導者になってほしいと依頼しました。そんな彼の行動が実り、昭和学院剣道部は存続。最近では大会でも少しずつ勝てるようになっていきているようです。

 それにしても關くん、なんという積極性。その実行力には目を見張るものがあります。剣道の世界だけでなく、1人の人間としても将来がとても楽しみ。まさに關くんは、大野剣友会のホープです。

 昭和学院の剣道部の練習と並行して大野剣友会の稽古にも参加した彼は、めきめきと腕を上げ、わずか1年で初段に見事合格を果たしました。本人は言います。

「今は、剣道がすごく楽しいです。みなさんの力を借りて、もっとつよくなりたいです」

 おめでとうございます。その実行力で、さらなる精進、期待しています。


  • Twitter
bottom of page